『スーツケースの半分は』は、旅の良さを教えてくれる素敵な短編小説集

今回は、旅に関する本の紹介です。紹介する本はこちら

近藤史恵さんの『スーツケースの半分は』という本です。

「旅に関する面白い本はないかな?」

「さらっと読めて、少し元気が出る本はないかな?」

と考えている方にはとてもおすすめの本ですので、まずはこのレビューを最後まで読んでいただけると幸いです。

 

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この記事から知れること

・『スーツケースの半分は』の内容

・『スーツケースの半分は』のおすすめポイント

それではいきまーす

 

本の内容

「幸運を運ぶスーツケース」を巡る連続短編小説です。ある日フリーマーケットで売られていた青いスーツケース。そのスーツケースがいろんな女性の手に渡りながら、女性と共に世界を旅する話です。

各短編には直接的なつながりはありませんが、登場人物がスーツケースを購入した女性の友達や家族であったり、スーツケースのもともとの持ち主であることで、各短編がそれぞれリンクする形をとっています。

 

スーツケースが旅をするのはNY、パリ、ドイツ、香港、アブダビなど、世界の様々な場所。日々の生活や仕事に不安や不満を抱えた女性たちが、スーツケースにまつわる旅をすることで、未来へ向かって小さな一歩を踏み出す姿が描かれており、読んだ後にはなんだか少し心が軽くなる話ばかりです。

ちなみにアマゾンではこんな風に紹介されています。

人生は、一人旅。明日はどこへ行こう?
相棒は青いスーツケースただ一つ。
今日も残りの半分に、温かいドラマが詰まってゆく――
心がふわっと軽くなる、幸せつなぐ物語。

三十歳を目前にした真美は、フリーマーケットで見つけた青いスーツケースに一目惚れ、衝動買いをしてしまう。
そのとき、彼女の中で何かが変わった。心配性な夫の反対を押し切り、憧れのNYへ初めての一人旅を決意する。
出発を直前にして、過去のある記憶が蘇り、不安に駆られる真美。
しかし、鞄のポケットから見つけた「あなたの旅に、幸多かれ」というメッセージに背中を押され、真美はNYへ旅立った。
やがてその鞄は友人たちへとバトンされ、世界中を旅するうちに、“幸運のスーツケース”と呼ばれるようになってゆく――。

大丈夫。一歩踏み出せば、どこへだって行ける。
NY、香港、アブダビ、パリ、シュトゥットガルト……新しい自分に出会う、切なく優しい旅ものがたり。

引用元:Amazonホームページ

 

本を読んで気に入ったポイント

読後感が素敵

とにかくどの短編も読後感が素敵です。僕個人は勝手に「良い小説に大切な要素は読後感」だと思っているのですが、まさにこの小説は、良い読後感を味わえる小説です。

日常生活や仕事に対する漠然とした不安や不満から、旅先や留学先での経験を通して、次の一歩を踏み出す勇気を持った女性の話を読むと、こちらも何か少しだけ勇気がもらえます。

また、この「最初の一歩」「少しの勇気」という部分がポイントで、物事全てが上手く解決したわけではないけれど、少しだけ良い方向へ傾いていきそうなきざしが見つかるところにも共感がもてます。

 

旅が日常を励ましてくれる

この話を読むと、旅ってやっぱり良いもんだと素直に感じることができます。それぞれの登場人物が、旅先や留学先で、自分を励ます何かと出会い、何かに気づく。

旅に出た多くの方はわかると思いますが、旅とは本当にそういうものです。旅が日常を励ましてくれる。そんな素敵な光景が、この小説には描かれています。

この小説を読むと必ず旅に出たくなるので、ある意味注意が必要です。

 

どうしても最後の一話だけ気に入らない

ただ、僕はどうしてもこの短編集の最後の一話だけ好きになれませんでした。途中の件で、なんとなく気分が悪くなって、最後の読後感にもそれを払拭するパワーがなかったような。この話が途中に挟み込まれていれば、もう少し気持ちも変わったかもですが。

 

そんな部分も踏まえて、この小説を読んだ感想なんかもコメントにいただけたら嬉しいです。

 

この本はあえて、日常のなんでもない時に読んでほしい

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僕はあえてこの本を旅先ではなく、日常の何気無いタイミングで読むことをおすすめします

僕もこの本、読んで猛烈にどっかへ行きたくなりました。次はバックパックじゃなくてスーツケースの旅もいいかなと少しだけ思っています。

 

まとめ

今回は、近藤史恵さんの『スーツケースの半分は』という短編集をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?何気無い生活を旅は少しだけ変えてくれる。そして、本も少しだけ、日常に勇気を与えてくれる。そう、少しだけだからいいのです。

ぜひ、「旅に出たくなったら」「少し元気が欲しくなったら」この本を手にとって読んでみてください。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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