東野圭吾『人魚の眠る家』の感想とおすすめする人しない人

どうもてりやき(@teriyaki44)です。今回は東野圭吾さんの『人魚の眠る家』を読んだので、感想やおすすめするポイントなどをまとめてみようと思います。

「この本読もうかどうしようか悩んでいて」

「東野圭吾さんの作品で、じっくり腰を据えて読める小説を探している」

というあなたに向けて、「僕が読んだ感想」や「おすすめする人、おすすめしない人」などをまとめてみました。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

なお、できるだけ内容には言及しすぎないように気をつけていますが、感想やあらすじを紹介するにあたって、少しだけネタバレの部分がありますので、ネタバレが気になる方は、ここから先は読まないようにしてください。

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東野圭吾『人魚の眠る家』とは?

東野圭吾さんの『人魚の眠る家』は、東野圭吾さんの作家デビュー30年を記念して書かれた小説です。今年の11月に映画化されることも決まっており、篠原涼子さんと西島秀俊さんなど豪華キャストが出演することでも話題となっています。

 

気になるあらすじは?

娘の小学校受験が終われば離婚する予定だった夫婦。ある日娘がプールで溺れ「今後意識は戻ることはないだろう」と医者の判定を受ける。脳死判定をして、臓器移植のドナーになるかの回答を求められた両親だったが、結局脳死の判定をせず、娘の延命措置をすることに。

その後意識が戻らないままの娘を懸命に生かそうとする母親。その決断の中で、父親や息子、父親の経営する会社の部下やその彼女など多くの人が家族を取り巻く環境に巻き込まれていく。周囲の意見は、母親の決断は、最終的に娘はどうなってしまうのか。

とまぁこんなところです。

お前のあらすじ、わかりにくいわ!!という方のために一応Amazonからも引用しておきますね。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れた―。病院で彼等を待っていたのは、“おそらく脳死”という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。

引用元:Amazon

 

本を読んでの感想3つ

感想1 答えの出ない問題に1つの答えをこの形で示した東野圭吾はすごい

「脳死」という社会的にもなかなか答えの出ない問題を題材に扱ったこの小説。正直、読みながら「この話はどこへ向かっていくんだろう」「どんな答えが提示されるのだろう」と結末が見えなかったのですが、東野圭吾さんは見事に最後に答えを導き出しているように感じました

 

あんまり言いすぎると読んでいない人の楽しみを奪ってしまうことになりますが、「答えは千差万別で、その答えをどう受け入れるかが1つの答え」というところへ辿り着くのがこの話なのかなと思っています。

 

しかし、その答えを提示するために描き出される「登場人物の様々な心情の動き」や「ストーリーの展開」がお見事です。自分の意見を端的に書く評論や、意見文ではなく、小説でこうやって細かい心情を描き出しながらも読者に1つの自分の考えを伝えられる東野圭吾さんの凄さ。ある意味、読み終わったあと一番強く残った感想は

「やっぱり東野圭吾は天才だ」っていうとっても稚拙な感想でした。

 

感想2 このテーマにして、様々なところにドキドキするストーリが散りばめられていることに驚きを感じる

「脳死」というテーマに関して描き出された小説は、ただ登場人物の複雑な心情が綴られて、結論を導き出して、終わり。ってところにいきがちかと思うんですが、この話はしっかり「ミステリー」です。

 

読みながらドキドキする場面。次の展開を追わずにいられない部分がたくさんあります。

特に娘の小学校の先生にまつわる話なんかは、やっぱりいい意味で期待を裏切られて、さすが「ミステリー界の東野圭吾ここにあり」って感じでした。

 

感想3 テーマが重いので話は暗い

ただ、脳死がテーマの小説ですのでやっぱり話は重いです。読み終えた後や一度本から顔をあげて現実世界に戻った後でも、何やらひっかかって、なんとなく暗い気持ちにはさせられます

そのあたりのことは考えて、読む場面や時間帯は考えた方が良いかもしれません。。

 

おすすめする人しない人

正直内容が内容だけに、この本はおすすめする人としない人が色濃く別れる小説かなとは思っています。読もうかどうか悩んでいる場合は、この項目を参考に、読むかどうか決めてもらうといいかもしれません。

 

おすすめする人

・じっくり本を読むのが好きな人

・自分の意見を整理したり、考えたりしながら本を読むのが好きな人

・とにかく東野圭吾の小説であればなんでも好き!!という人

 

おすすめしない人

・明るい小説が好きな人や、読後感にこだわりたい人

・さらっと読んで面白いタイプの小説を探している人

・東野圭吾さんの小説の中でも推理が必要な小説だけが好きな人

とにかく好き嫌いの別れる小説です。自分が今読むべきかはしっかり見極めてくださいね。

 

まとめ

東野圭吾さんの『人魚の眠る家』は、じっくり考えながら読んで、その先に何があるかを楽しむための小説だと思います。

あなたは、この小説を読んだ先にどんな答え出しますか?もしよければコメントなどで教えてください。

 

今回の記事も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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