テレポート
teriyaki4462
『ぼくたちは習慣で、できている』は旅ブロガーこそ読むべき本
この記事から知れること
・本の簡単な内容
・各章に書いてあることを、どのように旅ノマドに活かしていくかということ(ブログ中心)
それではいきまーす。
旅に習慣って必要?!
本の紹介に入る前に、まず少しだけ考えておきたいことがあります。それは「旅に習慣は必要か」ということです。確かに、旅は特別なものだし、旅に出た時くらい好き勝手やらしてよー!!という方には、旅中の習慣はあまり必要のないことかもしれません。
ただ、もしあなたが「旅を仕事にすること」を少しでも考えているなら話は別です。「旅を楽しむ」ということだけではなく、そこに「ノマドワーク」などの、旅とは別の作業が発生してくるわけですから、習慣化は必要なことになってきます。
特に、旅中は「観光にいく」、「住む環境や場所がガラッと変わっる」などの変化に常にさらされます。だからこそ、僕たちは、「どうしてもやらなければいけないことは「習慣化」する必要がある。」と僕は考えるのです。
また、ずっと旅をしていない、日本で仕事をしながらたまに旅に出てそれを記事にしている方も、日本での生活はリモートワークやノマドワークが中心、もしくは「必要」になってきますよね。
そんな時、やる気がでなかったり、忙しい状況であっても、習慣さえ身についていればブログやリモートワークが継続できるというわけです。
本の内容
『ぼくたちに、もうモノは必要ない』で有名になったミニマリストの佐々木典士さんが、ミニマリストになったあとに着目・実践した「習慣」というテーマについて書かれた本書。
4部構成で、第1章では、「意志力」とは何かということを明らかにし、第2章では「習慣」について説明されています。第3章で「習慣を身につける方法」を50のステップに分けて解説したうえで、第4章では「習慣」にまつわる「努力」や「才能」「不安」などについて説明しているといった内容となっています。
よくある「習慣を身につけるための自己啓発本」と違い、「習慣」や「意志力」とは何かを詳しく説明したうえで、「習慣を身につけるステップ」が示されているため、「習慣」を身につけるうえで何が大切か、なぜ、僕たちは簡単に習慣を身につけることができないのかということを理解しながら読み進められるのがこの本の魅力です。
では、実際に各章の内容を紹介しながら、それが「旅ブロガー」にどう必要なのかも解説していきたいと思います。
第1章「意志力」について
第1章は、「意志力」ということに注目して書かれています。
皆さんは旅先で毎日「ブログを書く!」と決めておきながら、結局書けなくて自分が嫌になったという経験はありませんか?僕自身、世界一周中に「毎日ブログを書く!!」という意志を貫けないことがあり、「もう旅なんかやめてやろうか!!このグズ野郎。俺はなんて意志が弱いんだ!」と自分を責めることが何度もありました。
この章では、そんな「意志力」についての説明がいろんな具体例をまじえて説明されています。
・よい習慣を身につけられない原因は、人が目の前の報酬にどうしても屈服してしまうことに原因がある
・「目の前の報酬を過大評価し、将来にある報酬や罰則を過小評価してしまう」という性質がある
といった内容からは、ブログを書けずに困っているあなたはとても励まされるはずです。ぼくはここに書かれている内容に共感しすぎて、二度見ならぬ、二度読みしてしまいました。
つまり、「旅ブログ」を書けない状態に陥っているのは、あなただけ!ではなく、人間の性質!であるということですね。
では、意志力を鍛えるためにはどうすれば良いのか?ということもその後の内容で詳しく説明されています。
・意志力が強い人=そもそも誘惑されていない
というような勇気付けられる内容もあって、共感と簡単の嵐!
筆者は「意識を呼び出さないこと=習慣化」が、意志力を強くするための方法だと説明しています。
「旅ブログを更新できない自分はクズじゃない」という自信と自己肯定感をもてる内容の1章は必読です。
第2章 「習慣化」
第2章では「習慣」ってそもそも何ということが、詳しく説明されています。
・「めんどくさい」と思うのはその手順を思案しているからで、意識が働いている証拠だ
・いつもと違う出来事があった時だけ意識は呼び出される
といった言葉で、意識と習慣の違いが説明されていたり
「習慣に必要な3つの要素」が「トリガー」「ルーチン」「報酬」であることが説明されています。これらは、旅の中でも十分に意識できる内容で、旅をしていても「習慣化」が可能だということがよくわかりますね。
また、習慣を身につけることで得られる報酬について、
・好ましい習慣を身につけている状態とはこういうことだ。目の前の報酬が、消えてなくなるわけではない。しかし、より大きな報酬を何度も手にしていると、目の前のマシュマロが以前よりも小さくなったように感じる。
と説明されています。僕たちが旅のブログを書くことで、ブログを書きた先にある「達成感」やさらに先にある「PV数」、うまくいけば「収入」という報酬に目を向けることが、習慣を身につけることで、できるようになると説明されているのです。
また、「ルーチン」についての話の中で紹介されている「イチロー選手の言葉」は、旅する僕たちに、とても役に立つ内容です。ここで本文の内容を紹介しすぎるのはどうかと思うので、実際にご自身で、探してみてくださいね。
第3章 「習慣を身につける50のステップ」
1番ボリュームが多く、僕たちが特に知りたいことが書いてあるのはこの章です。習慣を身につけるためのステップが、
・まず、やめることを決める
・転機を利用する
・とにかくハードルを下げる
などといったステップにわけて、順番に説明されています。
これを、旅にあてはめながら考えると、いろいろと発見がありました。旅の中では、あそこも観光したい、あんなこともしたいと欲張ってしまうことが多いですが「やめることを決める」ことが旅中にノマドワークをしていくためには大切だったりします。
また、旅の中には国の移動や宿の移動、観光による精神的な転機など、様々な転機を作り出しやすいので、実は習慣化に旅は向いているのかもと考えさせられたりなんかも。
それぞれのステップに、そのステップを実行するときに生じる「弊害」やその弊害を「うまく乗り越える方法」も合わせて書かれていますので、そんなことも自分の旅に置き換えて参考にしながら、実際にブログなどのノマドワークをこのステップにのっとって読みながら、習慣化していくのも面白いかもしれません。
第4章 習慣にまつわる「努力」や「才能」などについて
第4章では、習慣にまつわる「努力」と「我慢」の違いや、「才能」と「センス」の違いなどについて解説されています。
ブログを書くことは、「我慢」なのか?それをどう習慣化すれば「努力」になるのか?ということを知れば、旅の中でブログを書く際にとても参考になりますね。
また、筆者は
・習慣を身につける時にも、最初は「我慢」の時期があると思っている。
とも書いています。この本を読んで、ブログを書くことを「我慢」から「努力」に変える手段を学べば、より楽しく旅ブログの運営ができるのではないでしょうか。
その後に続く、「才能」と「センス」の違いの説明も、とても面白いです。「よくブログが読まれている他の旅ブロガー」のセンスや才能をついつい羨ましがってしまう僕の気持ちが、実は勘違いだったことにも気づかされました(笑)
また、
・習慣を達成することで得られる報酬はいろいろあるが、最大の報酬は自己肯定感、自分を好きになれることではないかと思う。
という内容なんかも、とっても勉強になるし、心に響きます。旅ブログを習慣化して、自分も早く自己肯定感を高めていきたなーと個人的には思います。
まとめ
今回は『ぼくたちは習慣で、できている』という本がいかに旅するノマドワーカーに役立つ内容かを、ぼくの感想も交えながらご紹介してみました。
結局、旅先でのノマドワークで一番難しいのは「継続」だと思うので、それについてたくさんのヒントを得られるこちらの本は、まさに旅ノマドワーカーにとっては良書です。ぜひ、実際に読んで自分の旅中のノマドワークの習慣化に役立ててみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。]]>
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